REPORT体験レポート

2022.09.07
本城歴史発見塾
第35回 国民文化祭みやざき2020
令和3年8月1日(日)
串間市の国民文化祭分野別フェスティバル「南浦文之と櫛間院龍源寺の国際フォーラム」の現地見学会として、
「大学の先生とさるく中世のMinato」と題した
本城歴史発見塾のエコツアーが開催されました。
東京大学や鹿児島大学の先生のほか、串間市・近隣の市から一般の方36名が参加されました。
2台のバスに分かれて、3カ所の地区を巡ります。
崎田地区
崎田港の今昔を、配られた手元の資料と比べながら
この地区で生まれ育ったガイドの鎌田さんからお話をしてもらいます。
崎田港沖に残る石積みの跡を眺めています。
この一帯には、室町時代に外国の貿易船が季節風を待ったり水や物資を補給するための港がありました。
港のすぐそばにある旧崎田小学校には、旧日本海軍の遺構があります。
春日地区
春日公民館から高台にあるお墓まで少し歩きます。
(スタッフの見守る背中)
この地区には、江戸時代に突然取り潰しにあった寺があったそうです。
なぜ寺がなくなったのか。
寺の敷地と思われる場所に残る当時の墓石から、その謎に迫っていきます。
「何だろう?」「なぜだろう?」と、会話の中でも謎が深まっていました。
歴史議論に花が咲きます。
串間温泉いこいの里
串間温泉いこいの里にてトイレ休憩をさせてもらいました。
本城のお母さま方が、暑さ対策の水分・塩分補給所を設置してくれました。
参加者のみなさん、とてもお元気☆
港(湊)地区
崎田港から本城川河口を挟んで反対側の、港(湊)地区にやってきました。
当時の日本やアジアを描いた外国の古地図には、この「Minato」も記されています。
公民館から海まで約100mの途中には、当時の貿易船が水を汲んだと伝わる古井戸があり
今でも水が貯えられています。
ガイドの話を聞きながら海岸へ向かっていると、反対側から誰か歩いてきました・・
"南蛮人"です!
当時にタイムスリップしたよう(?!)
記念にパシャリ。
この一帯には、室町時代に外国貿易船の乗組員が宿泊する宿屋、
貿易に関する問屋があったと考えられています。
この場所からは海に沈む夕日を見ることができます。
普門寺
最後に、湊地区にある普門寺で住職のお話を聴きました。
今回は午前中のプログラムでしたが、時間は本城歴史発見塾に要相談です。
ぜひ、みなさんも串間の歴史を巡ってみませんか?