令和2年3月、串間市消防署にCAFS搭載消防ポンプ自動車を導入しました。
「CAFS」とは「Compressed Air Foam System」の略で、日本語では「圧縮空気発泡装置」と言います。原理は、水に少量の消火薬剤を混ぜ、そこへ圧縮空気を送り込んで大量の泡を作り放射する消火装置のことです。
<CAFSの主な特徴>
1 水だけを放水するのではなく泡も放水するため、水の使用を通常の放水の1/4の量に抑えられます。
2 CAFS泡は水に比べ壁等への付着性が高く、また水の浸潤性(浸透する力)を高めるため、再着火しにくくなります。
3 CAFS泡放水用の消火薬剤は、天然成分由来の原料である界面活性剤を使用しており、環境にやさしいです。
※界面活性剤の代表的なものとして石鹸があります。
4 CAFS泡放水時は、ホース内に空気が混ざっているため、水放水に比べてホースが軽く取り回しが簡単になります。
<留意点>
消火活動後、溜まった泡の上は若干滑りやすくなりますので転倒などには十分注意して下さい。
串間市消防本部