天ぷら油火災の恐ろしさ！
天ぷら油火災は、ちょっとした油断からおきる火災です。
串間市管内でも平成18年には７件発生しています。天ぷら油の性質と危険性を十分に理解しておきましょう。
家庭用の天ぷら油はその温度が発火点（約360℃～380℃）以上になれば口火がなくても発火し火災になります。
一般に家庭で使用する油量0.5～1リットルの天ぷら油を家庭用ガスコンロで加熱するとおおよそ20分～30分で発火点に達します。
鍋に揚げカス等があると、それが灯心になって200℃近くでも発火するので、加熱し始めて15分～20分で発火することもあります。
天ぷら油火災が発生するのは、揚げ物の最中に火をつけたままその場を離れてしまい、気がついたら発火していたということが殆どです。不意の来客や電話などでやむを得ずその場を離れるときは、必ず火を消しましょう。
※ 天ぷら油の温度が発火点に達する前に、ガスの供給を自動的に停止する機能のついた安全調理器具もあります。
あわてて天ぷら鍋に水をかけると、写真のように水蒸気爆発を起こし、炎が部屋全体に吹き上がります。
場合によっては、大やけどを負うことがあります。水や濡れた野菜は絶対に入れないで下さい。
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