串間市

串間市

平成30年8月活動報告「岩牡蠣味分析」「串間市PRイベント」

 猛暑に負けず、目まぐるしく活動をした8月でした。 

まずは串間の養殖岩牡蠣の今後のブランディングの方向性を定めるため、知人のシェフに岩牡蠣を使ってもらい串間産の養殖岩牡蠣と他産地との違いを聞いてみました。

明らかにエキスの濃厚さ、クリーミーさがまさっていると感じるという嬉しい意見をいただき、他産品と比べて特徴があることを確信できたので、「美味しさ」について味覚センサー機を使って分析することにしました。味覚センサーとは、九州大学と企業が共同開発した、生開発の味覚を測定するセンサーです。美味しさの基本的な味覚(旨味、苦味、塩味、酸味、甘味、渋味)を数値化し、客観的に表現することが可能です。分析の結果は、やはり濃厚な旨味の数値が高く大満足の結果に。バランスもよく、需要者が購入の目安にできるものだと思います。今後活用方法を協議していきます。

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宮崎のイタリアンレストラン「サレルーナ」に串間産養殖岩牡蠣を使って試作いただきました。

 さて、報道もされているように串間市のヤマダイかんしょが国の認証制度「地理的表示(GI)」に登録されました。GIとは長年培われた生産方法と、その土地の気候や土壌環境の特性によって、高い評価や品質を獲得している産品について、その名称を知的財産として登録・保護する制度です。取得に向けて動いている中で、すでに取得後のPR活動にも取り組んでおり、9月に大阪で開催するレストランイベントの最終打ち合わせを行なってきました。関西地区で10万部を発行する食の雑誌社とともに企画し、一ヶ月間、フレンチレストランの佐々木シェフに、とことんヤマダイかんしょと向き合い4品のメニューを考案いただきました。ご挨拶するなり「甘藷を使った料理はもう他にはないと言えるくらい試作しました」と佐々木シェフが。ありがとうございます!その上、e-かんぱち、おくら、新ごぼうを使って初秋を感じるメニューを作って欲しいというワガママを言ってすいません!どのような料理になったかドキドキのご対面。一皿ずつ出される料理は見た目からテンションが上がる。

先ずは【ヤマダイかんしょとフォアグラのプレッセ】。落ち葉も甘藷で作られています。食べるのが勿体無い!無論食べます。フォアグラと甘藷がすっごく合います。そして2品目は【特産品を使った一口の幸福】。オクラのクロケット割ってみてください、と言われ割った瞬間、中からオクラの香りとトロッとしたオクラが。生産者にみて欲しい!e-かんぱちも一口ですが、炙りが絶妙で存在感のある一品に。キンカンドレッシングが脂にマッチ。3品目は【ヤマダイかんしょのエクレールとアイスクリーム】何気に口に運んだアイスクリームが衝撃の美味しさ!なにこの絶妙な甘藷の味と食感!

少し皆さんが想像している甘藷のアイスクリームとは違うと思います。佐々木シェフ曰く、甘藷のアイスクリームは初めて作ったので、食感を残すことを工夫した、味も甘みがちょうど良い(それヤマダイかんしょの特徴です!)。今後もレストランでの提供を考えてみたいというご意見も。そして最後に【ヤマダイかんしょのタルトスフレ】。目の前に置かれた時から甘藷の良い香りが。中を切ってみると、トロッとした焼きたてのフォンダンが。美味しいこと間違いありません。また周りに彩られたマンゴーソースが少量でも存在感があり濃厚でした。色合いも初秋らしく、最後までテンションが上がります。お昼からの撮影、試食、打ち合わせまで気づけば夕方になっていましたが、シェフ、レストランの支配人とスタッフの皆様、編集部の皆様、カメラマンさん、多くの方が真剣に串間市を考えてくれた4時間あまり感謝感謝の打ち合わせでした。

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1品目のヤマダイかんしょとフォアグラのプレッセ

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2品目は串間特産品を使った一口の幸福

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3品目 ヤマダイかんしょのエクレールとアイスクリーム

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4品目がヤマダイかんしょのタルトスフレ

農業振興課