串間市

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所信表明

平成29年12月第6回串間市議会(定例会)

 

 平成29年12月串間市議会定例会の開会にあたり、私の今後4年間の市政運営に対する所信を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
 私は、今回の市長選挙におきまして「串間の元気総力戦」を公約に掲げ、「団結」「継続」「変革」の信念のもと「真の地方創生」「暮らしと心の豊かさ」「くしま人財の育成」の三本の柱が必要だと訴えてまいりました。
 その結果、多くの市民の皆様の御理解・御支援を賜り、そして付託を受けまして、第18代串間市長に就任させていただきました。
 地域経済がいまだ回復せず、全国的な競争社会のなか、串間市政のかじ取り役を担うこととなりましたことは、身に余る光栄であり、その使命と責任の重さに身の引き締まる思いであります。
 私に市政を託していただいた、市民の皆様の信頼と期待に応えるためにも、「市民が団結した市政」の実現を目指しながら、この重責を全うしていく決意であります。
 市民の皆様、そして議員各位の御指導・御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 さて、先の衆議院の解散総選挙では、自由民主党が勝利し、アベノミクスによる経済施策は一定の評価を受けたものと考えますが、しかしながら景気回復の風はなかなか地方まで届かず、ますます経済格差が生じております。
 わが串間市におきましても、長引く景気の低迷が市民生活に影響を及ぼし、市全体の活力が失われているのではないかと感じております。
 国は、少子高齢化が急速に進展する中で、日本が成長を続ける道は何かを問い、「いくつになっても学び直しとチャレンジの機会が保障される社会」「子供たちの誰もが、どんなに経済的に恵まれない家庭に育っても、意欲さえあれば進学できる社会」のための社会保障制度へと、大きく舵を切るとしています。
 わが串間市におきましても、国の政策をいち早く察知するとともに、乗り遅れることなく様々な対策を講じていく必要があり、この4年間の私の使命は「串間の元気総力戦」による「元気な串間創生」であると考えております。
 このような考えのもと、11月1日に早速、総合政策課内に「政策立案プロジェクトチーム」を立ち上げ、このプロジェクトチームを中心に、市民と行政がより身近に感じられる市政の推進を目的とした、「くしま創生会議」を創設し、串間の元気総力戦に挑んでまいる所存であります。
 私が注力する施策を、「真の地方創生」「暮らしと心の豊かさ」「くしまの人財育成」の3つの柱として申し述べさせていただきます。
 一つ目の柱、「真の地方創生」につきましては、働く場を創出し、雇用の安定を目指すことにより、若者定住と子育てしやすい環境を図り、人口減少対策に挑むとともに、交流人口の増加を推進する取組であります。
 その内容でありますが、まず、何よりも本市の基幹産業であります農林水産業の充実・発展のため、これまでに培った国・県とのパイプを生かし、農業所得向上による経営安定、森林経営計画の啓発と促進による施業集約化に向けた林業構造の改善と森林経営の安定、漁協等と連携した水産物の販路拡大、6次産業化の推進など、これらを効率的・かつ効果的に推進することにより、農林水産業の新規就業者と、後継者育成の確保に努めてまいりたいと考えております。
 また、串間創生の要である都井岬再開発を何としても前進させるとともに、九州で初となる国の認定を受けた串間エコツーリズム推進全体構想を、地域産業と強く結びつけ、地域ブランドとして定着させることにより、観光産業によるしごとの創出と交流人口の増加につなげたいと考えております。
 二つ目の柱、「暮らしと心の豊かさ」につきましては、子供から高齢者まで、すべての市民が安心、そして健康で豊かな人生を送れるための取組であります。
 その内容でありますが、高齢者の尊厳を保ち、住み慣れた地域で自立した生活を送るための地域包括ケアシステムの構築と充実、市民の健康を守るとともに医療費の適正化、子供を安心して育てることができるような体制整備に努めてまいりたいと考えております。
 また、社会基盤・インフラ整備も、市民が安全・安心して暮らせるための取組として重要であることから、今後発生が予想されております南海トラフ巨大地震の対策を進めるとともに、防災・減災対策に努めてまいります。
 そして長年の懸案であります東九州自動車道「油津~串間~夏井」間の早期事業化と、国道448号の整備につきましては、議員各位の御支援・御協力を賜りながら、整備促進に向けた活動を強力に推し進めたいと考えております。
 また、「まちなかの道の駅」と「旧吉松家住宅周辺」を一体化した、魅力ある中心市街地の整備を図ることにより、「元気なくしま」を目指してまいります。
 三つ目の柱、「くしまの人財育成」につきましては、本市の将来を担う若者を育成・確保するための取組であります。
その内容でありますが、本年4月にスタートいたしました串間市立串間中学校の指導体制の整備と、より良い学習環境の充実、小中高一貫教育のさらなる推進、また、二巡目国体の開催に向けたスポーツ振興のための指導者の育成、各種スポーツ・健康づくり団体との連携を図るとともに、少子高齢化が進展する中、女性の活躍がますます期待されますことから、幅広い分野への女性の参画を促す諸施策を積極的に推進し、着実に進展させてまいりたいと考えております。
 以上、第18代串間市長としての、市政に対する所信の一端を申し述べさせていただきましたが、議会と行政は「車の両輪」によく例えられますが、どちらの車輪が大きくても、また小さくてもまっすぐ進むことはできません。
同じ車輪の大きさで、対等の立場で尊重し、議論を重ねながら、同じ視点の先にある「串間創生」の実現のため、「市民が団結した市政」の推進に鋭意取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員各位におかれましては、御支援・御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

 平成29年11月27日

総務課