文化・歴史・神社
岬馬およびその繁殖地
岬馬およびその繁殖地
指定年月日:昭和28年11月14日
所 在 地:大字大納字御崎ほか
宮崎県の最南端都井岬では、約100頭の野生馬が小松ヶ丘、扇山を中心とした約560ヘクタールの岬牧を駈けている。
ここの馬は、純血度の高い在来馬として指定を受けた。
元禄10年(1697年)、高鍋4代藩主秋月種政は、櫛間(現在の串間市)に都井岬牧をはじめ、7ヶ所の藩営牧場を設けたが、ほかに80箇所の里営(百姓牧)も設け、元禄13年には、串間の馬の総数は、6,223頭に達している。
これらの牧は廃藩置県の際国有になったが、明治7年岬牧は新たにつくられた御崎牧組合に払い下げられ現在に至っている。