庭などにイヌマキを植栽している家庭では、葉を食い荒らす害虫「キオビエダシャク」に十分注意して下さい。
大量発生すると薬剤による防除が必要な場合もあります。
キオビエダシャクの幼虫は頭、尻及び側面がオレンジ色で、他の部分は灰色と黒色のまだら模様をしたシャクトリムシで、マキ科のイヌマキとラカンマキ、ナギの葉を食害します。
その他の樹木や人体に影響はありません。
イヌマキの木を揺すると、幼虫が糸を吐いて垂れ下がってきます。
成虫は、全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯がある美しい蛾(ガ)で、昼間飛び回ります。
幼虫の発生が少ない場合は、木を揺すって落ちた虫を捕殺します。
幼虫が大量発生しているときは、薬剤散布が効果的です。ただし、薬剤散布は幼虫には効果がありますが、成虫、卵及びサナギには効果がありません。
薬剤は次のいずれかを各自の判断で使用すること
薬剤名 |
希釈 倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の 使用回数 |
使用方法 |
同じ有効成分を含む |
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トレボン乳剤 |
4000倍 |
100~700ℓ/10a |
幼虫発生期 |
6回以内 |
散布 |
6回以内 |
ロックオン |
1000倍 |
200~700ℓ/10a |
発生初期 |
2回以内 |
散布 |
2回以内 |
【販売取扱】
トレボン乳剤 農薬取扱店(園芸専門店、ホームセンター等)
ロックオン 南那珂森林組合
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【一般的な注意事項】
薬剤散布を自治会等で共同で行う場合は、動噴防除機器のみを貸し出しています。
なお、搬出用の軽トラックの貸し出しはおこなっておりません。搬出は各自で行ってください。
貸し出しを希望される場合は、串間市役所農地水産林政課林政係にお尋ね下さい。
【問い合わせ先】
農地水産林政課 林政係 TEL0987-72-1111(内線426・427)
農地水産林政課