近年、消費者を取り巻く環境は、少子高齢化の進行、情報通信技術の進歩、消費生活のグローバル化等により変化し、これらに伴い、消費者の意識や行動、消費者トラブルや消費者被害等も多様化しています。近年の傾向としては、幅広い年齢層から、ネットショッピング、インターネット接続回線、携帯電話サービス等に関する相談が寄せられ、架空請求や商品未着・連絡不能のトラブルが多くなっています。また、インターネットが消費者の生活に一層浸透し、特にスマートフォンの普及により高齢者を含めた幅広い年齢層で、SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）を通じたコミュニケーション、インターネット通販の利用、インターネットを利用した個人売買等が行われるようになり、それに関連するトラブルが増加しております。
串間市では、消費者行政強化交付金を活用し、消費者の権利保護や製品事故から消費者の安全と安心を確保するため、消費生活の啓発活動を推進し相談体制の充実を継続的に図ってまいりました。現在は日南市と共同で「日南串間消費生活センター」を設置し、消費生活に関する相談を受け付けております。引き続き関係機関等と連携しながら様々な市民生活相談に適切に対応し、継続的に消費者が安心して暮らせる生活の環境づくりを目指します。
令和５年４月 串間市長 島田 俊光
市民協働課
