串間市

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市木ってこんなとこ

 市木地区は、市の南東部に位置し、市木川流域の16集落によって構成され、東は日向灘に面し、西は本城・北方、南は名谷及び都井、北は秋山・日南市の潟上・贄波と接しており、東西約8km、南北約12kmの面積を有しています。千人弱の住民が暮らし、米、オクラ、水田ごぼう、ポンカン、金柑が基幹作物とした、自然資源がそのまま残る温暖で風光明媚な田園地域です。近年では市木地区の自然環境に魅了された移住者も増加しています。

二つの国指定天然記念物

①石波の海岸樹林(昭和26年指定)

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ここの樹林は、タブノキ、ハカマカズラ、タチバナなど259余種の亜熱帯性植物群で構成される天然記念物の海岸樹林で、周りにはハマゴボウ、チガヤ、ハマヒルガオ、ハマオモトなどの低木や砂浜に自生する植物も多く、西日本では他に類を見ない貴重な樹林となっています。

 

②幸島猿生息地(昭和9年指定)

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石波海岸から150m沖合に浮かぶ周囲3.5kmの小島で別名「猿島」ともいいます。亜熱帯性植物が茂り、イモ洗いで有名な日本猿約100頭が生息しています。対岸には京都大学の霊長類研究所があり、自然の形態を残す幸島の猿について研究が続けられています。

主な伝統行事など

・市木柱松(火祭り) 毎年9月開催

300年以上前から伝わる五穀豊穣や無病息災を願った伝統行事で、旧暦の8月15日の十五夜にあります。市木地区が元気になるためにと、20数年前に祭りを復活させ、今では集落の方々のふれあいや絆を深める大切な場となっています。当日は、児童による「子供柱松」や「松の下笹踊り」などもあり、勢子が投げ入れる松明が夜空を彩る魅力的な祭りです。

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・市木浜クリーン作戦 毎年10月開催

アカウミガメが産卵のため上陸する海浜であり、「日本の渚百選」にも指定されている石波海岸の海と渚環境を守ろうと、地区住民や市内の事業所の皆さん300名以上が参加して延長1.5kmある市木浜の清掃活動を行っています。

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市木支所