串間市

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夏場の感染症予防について

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 夏場のこの時期は、"夏かぜ"といわれる「手足口病」、「ヘルパンギーナ」、「咽頭結膜熱」が増加する傾向にあります。それに加えて、「新型コロナウイルス感染症」が夏場にも増加傾向にあります。
 特に新型コロナウイルス感染症は、定点当たりの感染者数(8/4~8/10)は、宮崎県全体で412人で、前週比(7/28~8/3)105%と増加しました。年齢群別では、20歳未満が全体の約4割、60歳以上がそれぞれ全体の約2割を占めています。
 感染症対策の基本をもう一度振り返り、この夏を乗り切りましょう!

RSウイルス感染症

特徴

 RSウイルスによる呼吸器感染症になります。生後6ヵ月以内の乳児、基礎疾患のある小児や高齢者がかかると重症化する可能性があるので注意が必要です。

感染経路

 主に接触感染、飛沫感染

新型コロナウイルス感染症

特徴

 潜伏期間が1~14日で、発症者だけでなく、発症前や無症状病原体保有者でも他人を感染させる可能性があります。症状としては、発熱や呼吸器症状、全身倦怠感等のかぜ様症状が約1週間持続するなどがあります。発症者の多くは、軽症ですが、一部は呼吸困難等の症状が現れ、肺炎を呈し、高齢者や基礎疾患がある人は重症化する可能性が高くなります。

感染経路

 感染者から排出されるウイルスを含む飛沫、さらに小さな水分を含んだ粒子(エアロゾル)の吸入、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することによって感染します。

咽頭結膜熱

特徴

 アデノウイルスの感染により、発熱、のどの痛み、結膜炎といった症状が数日続く、子どもに多く見られる感染症になります。感染者が使用したタオルなどにウイルスを含んだ目やに、唾液、鼻水が付着していることもあるので、タオルの共用は避けましょう。

感染経路

 主に飛沫感染、接触感染

ヘルパンギーナ

特徴

 発熱と喉の痛みが主な症状になります。合併症として、熱性けいれん、特に乳児では脱水症、確率は低いですが、小児では、髄膜炎や心筋炎などに注意が必要になります。

 発症後4週間後頃までは、便からウイルスが排出されるため、おむつ交換後はしっかり手洗いをしましょう。

感染経路

 便からの感染を含む接触感染と飛沫感染

手足口病

特徴

 口の中や手足などに水疱性の発疹が出る感染症になります。子どもを中心に感染し、多くが数日間のうちに改善しますが、まれに重症化することがあるため、注意が必要です。

感染経路

 飛沫感染、接触感染、糞口感染(便の中に排出されたウイルスが口に入って感染)

感染症対策のポイント

換気

   ➪少なくとも2時間に1回、5分程度の換気をしましょう。

手洗い・手指消毒

マスク着用

   ➪病院受診時や医療機関・高齢者施設などを訪問する時

3つの咳エチケット

   ➪マスク着用、ティッシュ・ハンカチで口・鼻を覆う、袖で口・鼻を覆う

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総務課 秘書広報係