虐待に気づいたら
高齢者虐待防止法では、高齢者虐待を、養護者、養介護施設従事者などに分けて「高齢者が他者からの不適切な扱いにより権利利益を侵害されている状態や生命・健康・生活が損なわれるような状態に置かれること」と規定されています。
高齢者虐待では、認知症の方の介護の疲れから虐待が発生することも多くあります。
虐待の種類として、身体的虐待、心理的虐待、放棄・放任、性的虐待、経済的虐待があります。
【大きな問題が発生する前に】
虐待や自殺は未然に防ぐことができます。
周りに悩みを相談できること。悩んでいるサインに気づくことが、安心・安全な地域づくりにとって大切です。次のサインに気づいた場合は、ぜひ、ご連絡ください。
「気づき」から始まる第一歩
○身近な人への気遣いや言葉かけ
○周りの人へのあいさつ
○専門家への紹介
○異なる立場の人への思いやり
次のサインに気づいたらご連絡をお願いします。
1.暴力を受けている、怒鳴られる、年金を取られるなどと訴えている
2.あざや傷があるのに理由を聞いてもはっきりしない
3.家族が介護でとても疲れていたり、高齢者の悪口を言っている
4.介護や病気について相談する人がいないようだ
5.一人暮らしや高齢夫婦世帯で、最近、姿を見かけなくなった
6.家を訪ねると家族に嫌がられたり、会わせてもらえない
7.昼間でも雨戸がしまっている
8.家の周囲にゴミが放置されたり、異臭がする
9.郵便受けが新聞や手紙で一杯になっている
10.家から怒鳴り声や泣き声が聞こえたり、大きな物音がする
11.暑い日や寒い日、雨の日なのに高齢者が長時間外にいる
12.高齢者が道路に座り込んだり、徘徊していることがある
13.介護が必要なのに、サービスを利用している様子がない
14.高齢者の服が汚れていたり、お風呂に入っている様子がない
15.最近、セールスや営業の車が来ることが多くなった
16.家族がいるのに、いつもコンビニなどで一人分のお弁当を買っている
○問い合わせ先
〒888-0001 宮崎県串間市大字西方9365-8
串間市福祉事務所 社会福祉係
TEL:0987-72-1123 FAX:0987-72-0310
福祉事務所