令和2年第6回串間市議会において、「串間市ゼロカーボンシティ宣言」を上程し、令和2年12月11日(金)に可決されました。
「ゼロカーボンシティ」とは、2050年までに二酸化炭素の排出量を実質ゼロにすることを目指す自治体のことです。(環境省「2050年 ゼロカーボンシティの表明について」より)
近年、豪雨や猛暑などの地球温暖化の影響による異常気象が世界的に増加しています。日本においても、昨年7月の豪雨や9月の台風10号など、大規模災害が頻発している現状です。
このような状況を踏まえ、2015年に採択された「パリ協定」(※1)において、「世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて、2℃以下に抑え、1.5℃に抑える努力をする。」と世界の目標が掲げられました。さらに2018年度「IPCC特別報告書」(※2)において、パリ協定における目標を達成するためには、「二酸化炭素の排出量が2030年までに45%削減され、2050年までに実質ゼロに達する必要がある。」と示されました。
環境省では、この目標の達成に向けて、全国の自治体に2050年までに二酸化炭素の実質排出量ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の表明を呼びかけています。
串間市は、「ゼロカーボンシティ」の考え方に賛同し、「串間市ゼロカーボンシティ宣言」を表明します。
※1 フランス・パリで2015年12月12日に採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定
※2 地球温暖化についての科学的な研修の収集、整理のため国際的な専門家で構成された政府間機構が2018年10月8日に発表した報告書
※3 二酸化炭素などの温室効果ガスの人為的な発生源による排出量と、森林などの吸収源による除去量の均衡を達成すること
串間市では、市民の皆様が今後も安全・安心に暮らせるよう、自然と共生できるまちを目指し、ゼロカーボンシティの実現に向けて取り組んでいきます。
環境省 地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況(リンク)
総合政策課