串間市

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【特集:マンゴーが出荷されるまで】〜12月下旬版〜

H30年12月29日(土)

  

「花が満開だって!」

っという連絡を受け、

 

それは!!

それは!!!

見に行かなければ!!!

 

と思い、やってまいりました。

こちらです!

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マンゴーのビニールハウス!!

ギョーーーーーーー!!!!

なんやこれはーーー!!!!

あんなに背が低かったのに、こんなに大きな木に?!?!

そしてなんとも言えない香り。木屑っぽいふわふわっとした香りが立ち込めます。

 

昨年マンゴーの取材でご協力いただいた鬼塚さんのビニールハウスに再びお邪魔しております。

(前回の様子はこちら→マンゴーハウスに行ってみた。~シーズン後半戦突入!~URL)

あのマンゴーからこの光景を想像できますか?!衝撃的すぎる。

 

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この上に伸びているのがマンゴーの花です。花全体が日光に当たるよう、枝を天井から吊るされているフックに引っ掛けてあります。

 

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近寄ってみると、めっちゃ小さい花がぷりぷり付いています。

 

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さらに近づいて見てみると、黄みどり色の小さな丸いものがたくさん付いています。これが、あのマンゴーだそうです。(これ、ホンマにマンゴーなんかなぁ?)

 

 

 

このビニールハウスに入って一番気になったのは、めっちゃ忙しそうにせかせか働く小さな彼らです。彼らは・・・・・・・

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この木箱に住んでいて、、、、、、

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せっせせっせと受粉の手助け。そう、蜂をハウス内に住まわせるんですね。この方法、結構スタンダードみたいでマンゴーだけではなく、いちご農家さんなどでも拝見したことがあります。自然の力を借りるんですね。

 

 

 

自然の力を借りるのは受粉だけではありません。カビや炭素病防止のためにボトキラーというお薬を使うんだそうで、お薬とはいえ、実は納豆菌。

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納豆菌をボイラーでハウス全体に広げます。(意外すぎる。納豆菌にそんな力があるのか。。)

どうしてもマンゴーは虫や病気にかかってしまいやすく、本当に手塩にかけて、時には神経質になりながら育てないといけません。だから農薬なども使用されるところもあるかと思います。が、農薬を使わないで「質」にこだわったマンゴーを育てたい!もちろん「農薬使ってます。」って言われると、ちょっと買うのに躊躇しますもの。だからこそ、自然の力を借りるのです!!

  

これもそう↓

前もって言っておきますが、私は、それを知った時、ゾッとしました。。

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口の部分をホッチキスどめされた紙コップがハウスのいたるところにぶら下がっています。底の部分には小さな穴が空いていて、何かが出入りしている様子・・・・・。何かが住んでいる様子・・・・・。

 

何かと言いますと・・・・・・ダニです。

スワロフスキーカブリダニっていうのがここに住んでいて、マンゴーにつく害虫スリップスを食べてくれるんですね。「ダニ」って言われると鳥肌が立ちますが、ご安心ください。このスワロフスキーカブリダニは人に無害です。このカブリダニのおかげで人工的なお薬に頼らなくて済むんですね。小さな生物の力を借りながら優しく育てられている。それはきっと人にも優しいはず。素晴らしぃ!

 

 

 

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12月下旬で満開。満開から約100日でマンゴーの出荷です。

  

 

・・・・・って言われても。。。。

本当にこれが夏にみたマンゴーのビニールハウスなのかな?同じところだから多分マンゴーなんだけれど、これがどうやってあのマンゴーになるのか。。。マンゴーが出荷されるまで、度々お邪魔することにしました。その様子は度々ご報告させていただきます♪お楽しみに!! 

 

 

 

※みなさんにお願い~もしもマンゴーのビニールハウスに入ることがあったら~※

マンゴーはウルシ科の植物です。個人差はありますがウルシにまけてしてしまう方や小さなお子さんは安易に近寄らないことをお勧めします。またマンゴーはとても繊細な植物です。環境の変化や害虫に敏感な植物なので、もしもビニールハウスに入ることがあれば、細心の注意を払ってあげてください。 

 

 

 

[Special Thanks!!]鬼塚 誠さん

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商工観光スポーツランド推進課