２月９日（金）８：３０ 都井岬
朝早い時間はまだまだ寒いのでみんなで火を囲みます。
今年は１月下旬に予定されていたのですが、乾燥注意報と雨のせいで延期延期になり９日に決行されました。
なにがって？
野焼きです。
ダニ駆除と除草を兼ねて毎年この時期に行われます。
聞いてる分には「へぇ～」って思うでしょ？
私も現場に入るまでそう思ってました。
でもね、あとでしっかりお話しますが、これ、そんなもんじゃないから！
今日のナビゲーター：諏訪英俊さん
都井岬のことならこの方に聞くのが一番！御崎馬はもちろん格好のビュースポットなども非常に詳しい都井岬のスペシャリストです。
さて。英俊さん、軽トラに何か積み込んでます。
竹が数本。実はこの中に軽油とタオルでフタをしているんです。
英俊：これ持って山に火つけるんだよ。
（・・・・・・想像がついていかない。）
英俊：とりあえず軽トラ乗って♪
はぁーい！お願いします！！
出発しまーす。
ドドドドドドド・・・・・・
ドドドドドドド・・・・・・
・・・・・・軽トラは山道を走っていきます。
到着！
軽トラから降りるとなにやら話し合いが。
「今日は東の風だ。」
「じゃあじゃあ。」
「あっちまで行くと危ないからこの辺りから向こうに進もう。」
「じゃあじゃあ。」
・・・・・・なんの話？？？
（あとあとわかったことなのですが、当日は風が東から吹いていたため、太平洋側の山の斜面から火をつけ、北側の斜面へ火を移動させて行く計画だったようです。）
作業開始！先ほどの軽油が入った竹ですが、先端に火をつけ、その火をこうやって山肌につけていくようです。
どんどん火がついていきます。
うわ・・・・・・。熱いわ。。寒いと聞かされていたのでバッチリ防寒してきたけど思いの外火が近くて熱いわ。。。
↓英俊さん、木の枝で地面を叩いてます。なにやってるんですか？？
英俊：あんまり燃えちゃうと山火事になっちゃうから、スギの木の枝で広がりを抑えるんだよ。
英俊さんの後方には松の木があって、木にまで火が移ってしまうと大惨事になってしまうため、スギの木で叩きながらコントロールするんだって。
でも、、余裕でいられたの、、、ここまででした。
視界が・・・・・・
白い・・・・・・
ヤバい。。。。見えへん。。。。。
これ、このままここにいると、火にやられる、いや、煙にやられる、いや、山の斜面に足を取られる。。。。。
とりあえず、逃げる！山の高いところまで逃げるべし！！
みなさんどこーーーー！！！！！！
いた！反対側の山の斜面にいた！！
ちょっと安心。
している場合じゃなかった。。
まってぇ〜♪
まってぇ。
まってまって。
待って待って（汗。
待って待って待って（汗‼︎
急な斜面をあわあわしながら降りることに（泣!
↑山を降りるのに必死になっていると、私以外の方々はこんなふうにさっささっさ。
私、こんな風にはいきません（泣‼︎ とりあえず火と煙を避けるため、必死におります。
はぁ～、、、助かった。。。
気をとりなおして、、、、
ちょっと、離れたところで見てみましょう。
惑星のどこかの星に降り立ったような感じしませんか？エイリアンになった気分。いつもとは違う都井岬ですね。
ここは一体どこなんだろうと思うぐらいとても幻想的。そんなことを考えていたら・・・・・。
「カメラのおねぇちゃーん！早く降りておりてー！」
はーい！！
道路へおります。すると・・・・・・・・。
燃えてる！！！
ボランティアの皆さんは
「昨年の方がよく燃えた。今年は前の夜にあられが降ったので燃えにくかったけど、上出来なんじゃないかな？」
とお話しされてました。いやいや、燃えてる燃えてる！毎年の恒例行事なので皆さん穏やかですが、私は初めての野焼きだったので、正直ビビりました。
地元の方のお働き、すごいです。本当にすごいです。この都井岬のあらゆることを地元の方の手で守っています。
これはちょっと都会では味わえないですね。
一眼レフを持ちながら現場で作業される方を追ってみると結構なスリルに襲われました。たぶん普通に参加してもびっくりすることでしょう。
（もしも今後参加されることがあれば、地元の方についてもらって、安全を確保した上での作業をお願いしますね）
一時慌てふためきましたが、面白いスリリングな体験でした♪
［ Special Thanks!! ]
・地元のボランティアの皆さん
・都井御崎牧組合
〒888-0221 宮崎県串間市大字大納42-7
Tel : 0987-76-1244
商工観光スポーツランド推進課
