2月18日(日)8:30 笠祇
野焼きは都井岬だけとちゃうんやで♪
こちら笠祇の集落でも毎年行われています。今年は都井岬同様にもう少し前に予定されていたのですが、天候の都合上この日になりました。
ちょっと予備知識として笠祇がどんなところなのかお話ししておきたいと思います。
ご覧いただくとわかるように、海沿いではありません。完全に山の世界。串間って海のイメージがあるとは思うのですが、でも、山もあるからね。
この笠祇では畜産、特に「牛」がたくさん育てられています。「和牛」ですよ「和牛」。美味しいらしい♪
(残念ながら私まだ食べたことがありません。そのうち食べてみたい‼︎)今度新たに牛舎もできる予定だそうです。牛がすくすく育つのも山の豊かな環境あってこそですね♪
さて、そんな笠祇。
今日は野焼き。
かといって、あまりメジャーじゃない笠祇の野焼き。
でも、カメラ愛好家たちの間では
「めっちゃ撮りごたえあるよ!」
と、評判なのです!
それは行かなあかんやろ!
で、来てしまいました♪
ではまず。準備から。
都井岬同様に竹の中に軽油を詰めます。そして、笠祇はワラで蓋をします。
結構これ、力わざです。ワラをしっかり詰めて置かないと、一気に燃料がなくなってしまいますから。
竹の筒を持ったら、皆さん徒歩で移動です。
ちなみに燃えちゃ困るところは前もって水をかけておきます。
現場に到着!!
えっと、、、前もって言っておきます。
この野焼きの前日は晴天で、朝もカラカラの晴天でした。
野焼きって、私は一週間ほど前に都井岬で体験しただけで、
どんなものなのか今ひとつわかってない。
乾燥していると、燃えるって
わかっているとは思っていたのですが、本当はわかっていなかったのです。
こんなに燃えるなんて、わかっていなかったんです!!
まさか・・・
こんなに・・・
燃えるとは・・・・
思てへんかった!!!!!
ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーー!
谷から風が吹き上げて山頂にめがけて燃える燃える!
ゴーゴーバチバチ音がします。
※この写真を撮った数秒後、火の勢いが増して私の髪の毛もチリチリに燃えました。
ガードレールの向こう側から・・・・・・
押し寄せるようにゴーゴーバチバチ。
閻魔大王が出て来そう。。。。
数百メートル離れた山なのに、めっちゃ熱かったです。火の勢いが凄すぎて。
(地元の人じゃないから、私あんなふうに冷静に様子をうかがうなんて、できない。。)
↓で、結果どうなったかと言いますと!
Before
After
おわかりいただけるでしょうか?手前の山は燃えて真っ黒です。
黄金色の山肌がほんの1、2時間でこの姿。地元の方々はこの10年で一番燃えたとおっしゃってました。
ごめんなさい。舐めていました。野焼きを舐めていました。
スリルどころじゃなかったんですよね。火の勢いが凄すぎて。私のような野焼きビギナーには強烈です。
もう私はミジンコなんじゃないかと思うぐらいビビりました。
それも全ては春にたくさんの新芽がいぶくためです。
火を制するもの自然を制す!笠祇の皆さんにあっぱれ!!
*************************************
【特集:野焼き】と題して都井岬編・笠祇編を2週連続で掲載いたしました。そのほか串間の野焼きは古竹地区でも行われています。
今回の特集は2つともすごい現場でしたwなかなかこういう風習とか文化ってどこにでもあるわけじゃないから、
びっくりはするんだけどその土地特有の香りを感じることができるので、最高です!また特集を組んでいきたいと考え中。乞うご期待!!
※もしも野焼きの現場に行くことがあれば、必ず地元の方についてもらって安全には十分な配慮をお願いしますね。
[ Special Thanks!! ] 笠祇地区の皆さん
商工観光スポーツランド推進課