7月1日(日)8:30 蔵元橋河川敷
今日は2年に1度の操法大会。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
・・・・・・操法大会ってなに???
・・・・・消防団が、、、なんとかって聞いたけど、、、、
・・・・・そもそも、、、消防団ってなに???
たぶん私のように操法大会や消防団が身近な環境にない人・なかった人には一体何なのかわからない方もいらっしゃると思います。なので、今回現場に入ってみてわかったことをチラッとでも知ってもらえたらなと思います。
まず、「消防団」っていうのがなんなのか。ですよ。
「消防署にいる消防士さんとどう違うの?」ってところだと思うのですが、まず消防士さんは消防署に常駐している消防署の職員さんです。で、「消防団」は、それぞれ別にお仕事を持っていて、非常勤として消防のお仕事を担っている方々のことを言います。ですから消防の即戦力となるため研修や訓練などもガッツリ組まれているようです。すごいな。。。
よーく考えてみたら、消防署って串間市内に1つしかないんですよね。もしも恋ヶ浦周辺に住んでいる私の家で火事が起きてしまったら、消防車が来るのなんて待ってられない!だって消防署から私の自宅まで車で約30分ほどかかりますから、どんなに頑張ったとしても都市部のように連絡してから即消火に当たるというのはとても難しいのです。それは私の住んでいる周辺に限らず、串間市内全体にそういった地域がたくさんあるのです。だから串間全地域を消防・防災するために地元の方の力が必要なんですね。とても頼りになるマンパワーだと串間消防本部の山口係長はお話しされていました。自分たちの安全は自分たちで守ることが定着しているんですね。
で、今回の現場である操法大会は、
消防団の皆さんが、
出動から消火にいたるまでの
①スピード
②基本動作の正確さ、美しさ
を競うものなのです。
2年に1回開催される串間市消防団操法大会。串間の消防団は6つの分団で構成されており、勝利した分団は2週間後に行われる南那珂大会へ駒を進めます。さらにそこでも勝利を収めると県大会へ出場し、最終的には全国大会へという流れに。今日はその6分団の中から南那珂大会進出を決める予選なのです。
9:00 開会式
こうしてみていると、さしてそこまでの激しさを感じないのですが。。。
それが・・・・
先ほどまでの穏やかさは何処へやら。
キリリ!!!!!!!
審査員の皆さんに後ろからジッと見つめられているのを背中で感じているのでしょうか。
ものすごい緊張感が・・・・・・
スタート!!!!
車に乗り込む時は・・・・・
ピタ!ピタ!
同じ足が同じ方向に同じタイミングで乗り込みます!
もちろん、
同時にドアが開いて、
同時に降りてきます!
こっからですよ。
車から
吸管(給水用ホース)を取り出し貯水槽へダイブさせる一方で・・・・・・
走る!!!!
つなぐ!!!
「火」と書かれた的を狙って、、、、
放水!!!!!!!!
※彼らは消防士さんではありません。消防団の皆さんです。
でもまだまだ!この一方で・・・・・・・
まだ走る!!!!!!
急いでつないで
ピタッ!!
放水!!!!!!!!!!
※言っておきますが、彼らは消防士さんではありません。消防団の皆さんです。
わぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!
あ"ーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
(見てるこっちが!!!!!!息切れしそぉ!!!!!!!!)
↑私がそんな風に思っている間に・・・・・・↓
ピタッ!!
こんな風にカチッと帰ってくるのです。
これが一通りの流れになります。串間には6分団分ありますから、これが計6回。
※なんども言いますが彼らは消防士さんではありません。消防団の皆さんです。
ヒーーーーー!!!!!!
白熱っぷりがすごい!!!!!!!
これできて当たり前なの?!?!?!
串間の場合、操法大会に向けて5月中旬から週に2、3回練習するんだそうです。
もちろん皆さん昼間は別に本業をお持ちの方ばかりですから、練習というと確実に夜になるわけです。それを考えると、やっぱりハードだな。
審査員の皆さんも真剣!眼差しが、ブレません。
取材と写真を取りに現場に入っただけだったのに、ほんの数時間でアドレナリンが出切ってしまったような気がしましたwいや、ほんまですよ!
消防団の皆さんの「絶対に負けられない!!!!」という必死さに圧倒されてしまったようです。
そして!
2年に一度の串間市消防団操法大会 ポンプ車の操法において
見事最優秀に輝き、
南那珂大会への切符を手にしたのは、
中央北分団の方々でした!!おめでとうございます!!
15日に催された南那珂大会では惜しくも勝利を逃しましたが、串間の代表として活躍されたようです!
みんなの安全・安心をみんなで守るための身近なファイヤーマンたち。確かに消防署は1つしかない街だけど、防災の知識と技術のある人がいたるところにいると思うと、安心感ありますよね。必要にかられてせざるおえないのはたしかなのですが、自身の身の回りの安全・防災に目を向けるきっかけを得られるのは、都会にいるより過疎化の進んでいる地域の方が多いのかも。今まで自分の身の回りの安全について無頓着だったなぁと思います。
滅多におきない火災や災害ですが、もしも・万が一の時のことを考えておくことって大事です。自分たちの安全を人任せにしないで、自分たちで守る・防ぐ意識が必要なんだなぁと感じました。
商工観光スポーツランド推進課