8月13日(月)17:45 今町公民館前
浴衣姿のお兄さんたちが下駄を履いてぞろぞろ集まっています。
実家に帰ったり家族との時間を楽しめるお盆のはじめ。わいわいほっこりする光景が今年もたくさん見られましたが、、、、、外に集まっています。
今町には「にじょろ踊り」っていうのがあって、
初盆を迎える家のために踊る風習があります。
現在では今町消防団に所属する男性たちが主体となって踊られていて、
もともとは初盆を迎える家々を1軒ずつ周って踊っていたようですが、今は4ヶ所に決められた場所で踊られます。
そんなに派手な踊りではないのですが、独特なステップと
2つの太鼓に
唄がひとり。
他もあとに続いて唄い、
踊る。
独特の空気が漂います。
本来は「新精霊」と書いて「にじょろ」と読みます。
下駄の足音が近づいてくると、
ご近所さんたちは道に出て、踊りを見物されていました。
にじょろ踊りは今町ではお盆の風物詩なんですね。
ご先祖様たちが「ただいま」と言っているように、空には虹がかかりました。
日没までのわずかな時間だけど
お盆を迎えるための大切な伝統として現在も守り継がれています。
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今年の夏は2つの芸能を取り上げましたが、いずれの現場も練習の様子から拝見しました。
現場に行くたびに伝統としての格と、それを担うことの重みを、みなさんの様子から垣間見ることができました。
全国的に見たって、決して大きくはないものではありますが、
密かに、細々と、だけど確実に残されているいにしえの文化があることは、
本当にすばらしいことで、もっと胸を張っていいことなんじゃないかと、思いました。
[Special Thanks!!]
今町消防団をはじめにじょろ踊り後継者のみなさん
商工観光スポーツランド推進課