おはようございます!
9月6日(木) 5:00 大納 恋ヶ浦港
たぶんほとんどの方が夢の中の時間だと思います。
漁師の朝は早い!まだ月が出ております。
8月下旬に宣言しましたように(8月29日配信 活動報告 福島綾乃『母屋で網の修理~伊勢海老漁:前編~』http://www.city.kushima.lg.jp/main/info/cat20/cat22/cat5/post-340.html)今日は伊勢海老漁に密着です!
5:30 早速現場へ。もちろんのことながら・・・・・・
船でーす!!!!いってきまーっす!!!!
恋ヶ浦港からしばらくいったところに・・・・・・
こんな白い浮きがあってそれを引き上げると・・・・・
ロープが付いているんですね。そのロープを船の先に設置されているローラーに乗っけて引き上げます。すると・・・・・・・
こないだ大家さんが修理していた海老網が上がってきました!!
これに海老がかかってくるってことか⤴︎⤴︎⤴︎
・・・・・上がってきた!!
前日の夕方に仕掛けて翌朝引き上げるので、約12時間のほどの勝負といったところ。
で。
勝負にトラブルやハプニングはつきもの・・・・・・・
伊勢海老漁の網は岩に引っかかりやすく、網を引き上げる人の人力ではとても取れないわけです。
そこで・・・【今回の助っ人】吉田公二さん
知る人ぞ知る人物で、素潜りなら都井界隈で右に出る者はいないと言われるほどの海の名手。大家さんが漁に出るときはいつも一緒。昔からのバディなんだって。
大家さんが網を引き、公二さんが舵取りです。
この舵取りが重要になってくるわけなんです。カメラを構える私の隣で大家さんに指示出しをするこうじさん。「引っかかってる!」とか「まだ取れてない!」とか。なんでそんなこと舵取りでわかるんですかと聞いてみたら・・・・・
「わからんといかんやろぉ~!w」
・・・・・らしいですw
私のような若輩ものにはわからない世界。
長年の経験値と肌感覚で記憶されたものは、やっぱりすごい。
さて、港に戻ります。
竿を横にかけて、
船から
竿を経由して
陸に上がってきます。
が、
ここからが本当に大変!!
一気に助っ人が増えます!
これでもか!と言わんばかりにからまった伊勢海老を専用フックで取り除いていくのですが、からまりようが半端ない!
しかもしっかり持っておかないとハネるし、かといって力いっぱい引っ張ると足が取れたり売り物にならないので、程よい力加減が大切です。
この作業、早くしないといけません。なぜなら活きたまま出荷しないといけないので、伊勢海老が死んでしまうまでに網から外し専用のカゴに移し替え、カゴごと海水に戻さなければいけません。もう時間との勝負。海に出るのも大変だけど、帰ってきてからの手間もまた大変なんです。私もチャレンジしてみましたが、すんなりとはいきませんでした。。
ちなみに、伊勢海老の漁獲量は年々減少傾向にあるようで、価格も今年は¥5,000/kgから。やっぱり食べたい!!!今日は大量!とまではいきませんでしたが、秋の味覚伊勢海老を楽しめるシーズン到来!今季は来年4月14日までお楽しみいただけます!
[Special thanks‼︎]大家さんご夫妻と吉田公二さん
商工観光スポーツランド推進課