11月17日(土) 7:45 高松自治会館
お母さんたちには「8時集合で!」と言われていたので
まぁちょっと前について、
軽く取りながら8時にはスタートできたらいいなと思ってきてみたら、
もうすでに始まってたw
今日は漁師さんたちの恒例行事「ゑびす祭り」の日。
漁の神様であるえびす神に航海安全・大漁の感謝と祈願を行うお祭りが、高松・今町・金谷・崎田それぞれの地区で毎年旧暦の10月10日に催されています。
そう、昨年初めて現場に入らせてもらいましたが、、驚きましたww
(昨年の様子はこちら→ド肝を抜かれたくしまの風習~ゑびす祭り~ )
↑ご覧いただくとおわかりいただけるように、午前中から夜ふかくまでたくさんのお料理と楽しいお酒を酌み交わすのです。
・・・・・・このお料理は、、誰が準備しているんだ???
と昨年の取材中の思いつきまして、今回高松の準備をされるお母さんたちに密着しております!(わぁ~い♪ありがとうございます♪♪)
・・・・・ん?台所に栄養ドリンク・・・・・
・・・・・気合いですね!
ではさっそく!
お母さんたち、もくもくと切ります!
↑サツマイモ(かんしょ)をスライスし細いスティック状に切っていきます。
でも、これ、2、3個の話じゃないからね。今回用意されていたサツマイモはダンボール1個分。
ねえねえ、この大根全部お刺身用でいいの??
イカが来るかもって話になってるから、煮物用で半分取っときたいよね?
え?イカ来るの??
えーんー、わかんない。
来るかもしれないから置いといたらいいんじゃない?
あ、多分来るはず。
本当に???
いいの、臨機応変で!
それ寒くない?
魚は?
スリッパは?
さっき父ちゃんに電話して持ってきてもらうことにした!
魚は何時?
10時って!
お宮さんで神事終わるのは?
ね、卵10個はいらないよね?とりあえず5個で行くよ?
2時間後には終わってるんじゃない?
遅くない??
人参って全部切るからねぇー。
お皿何でいこっか?
南蛮は小さいので、
ガネは平たいので、
油は準備できたよ。
お刺身間に合うの??
あとお手皿ほしい!
酢は?酢はいけてる?
栄養ドリンク飲んだ?
私まだもらってない!
冷蔵庫ね。
ねぇ、お刺身間に合うの?
これ熱いうち酢につけとこう!
・・・・・・予想はしてたけどやっぱり慌ただしいw
お母さんたち。口も手元も忙しそうです。
さて、本日テーブルにのぼるのは、
サツマイモのかき揚げ(揚げたてをつまみ食いしましたw)
ニベの南蛮漬け(←私の大好物)
イカと大根の煮物(冬のうまいもの)
ブリのお刺身(これも冬のうまいもの)
そのほか、オードブルや手作りデザートと出てきました。
品数というよりは、量がすごかった。朝から仕込むのはなんと30人前。
いつ到着するかと心配になったお魚でしたが、
1本の状態で到着!!えー!!ほんまにここからお刺身にするの?!
お母さんがおろし始めた(汗!!!!マジで?!?!
基本、ブリって大きくて骨もしっかりしているから、男仕事だと思っていたのですが、さすが漁師の奥さん!かっこいい!!
ブリをおろすのは家ごとに違うんだそうで、お父さんだったり、おじいちゃんだったりお母さんだったり、息子さんや娘さんの仕事だったりするようです。「うちは私がおろすのが一番うまいから私の仕事♪」とのこと。ますますかっこいい♪♪
こうしてブリは1本の状態からお母さんたちの手にかかりお刺身として出されていました。
休憩中に聞いてみました。
Q. お魚をうまくおろすコツってありますか??
みなさん口をそろえて・・・・・・
A.まな板と包丁を2セット用意すること。
↑だそうです。どういうことかと言いますと、先ほどのブリのように大きいお魚だと骨や皮が頑丈なので、まな板がへこんだり、包丁の刃こぼれなどがあります。例えばそのままお刺身用におろしたとしましょう。するとまな板のへこみや刃こぼれによって引っかかってしまい、身がキレイに切れなくなるのです。
だから、お魚を一匹からおろすまな板・包丁とは別に、骨や皮の処理が済んだお魚をおろす(キレイな切り身にカットする)ためのまな板と包丁を用意しておくのがベスト。
この日もブリが1本の状態からお刺身になるまで、2ヶ所で作業されていました。このスタイルは常識みたいですね。ちなみにお母さんたちはみんなマイ包丁を持参。ステキ♪
朝からお母さんたちの連携プレーにより、みなさん無事に祝杯をあげられました。
今年のゑびす祭りも「1年大きな事故もなくご苦労様でした!」と、楽しいうたげが始まったのでした。
[ Special Thanks!! ] 高松のお母さんたちと漁師さんたち
商工観光スポーツランド推進課