R1年7月23日(火)
「アカウミガメが卵を産んだみたいなんですが、今からご一緒いかがですか??」
なんやてぇ?!行かなあかん!!!!!
7:45 都井地区 恋ヶ浦
ということでやってきました。
海の方から道筋ができているの、わかりますか??これ、アカウミガメが歩いた道なんです。
今日のナビゲーター:宮本智和さん
アカウミガメの卵を保護し、孵化したベビーたちを海に返すボランティア活動をされています。
さて。私、恋ヶ浦の近くに住んでおきながら、
アカウミガメが上陸することを知っておきながら、
・・・・・・本当にアカウミガメ、上がってくるの??
・・・・・・本当なのかな??
と、内心、信じておりませんでした。
見たことがなかったからです。
でも、アカウミガメの卵を目の当たりにしました!!!
↑アカウミガメが産卵したと思われる場所の周辺には、他にもこんなふうに掘り起こした跡があります。
宮:産卵する場所を掘り起こして探した痕跡だね。より安全に産卵しないといけないから、岩なんかがあると卵を産み落とした時に割れちゃう可能性があるから、別の場所を掘り起こすんだよ。
岩はもちろんですが、ゴミが多いときなども同じような行動を取ります。
恋ヶ浦に限らず、串間のあらゆる海岸でたびたびビーチクリーンが行われていますが、なぜかというと、快適に遊びたいのもあるけど、実は産卵のためアカウミガメがどこに上陸してもおかしくないからなんです。そもそもアカウミガメが産卵するための砂浜が年々減少しつつあります。上陸できても荒れてたり汚れていると産卵できません。要は、ちゃんと産卵できるように美しい環境作りがとても重要なんです。ビーチクリーンって串間ではけっこう大事なことなんですよね。
で、ちゃんと保護して孵化させたあと海に返すのも重要なこと。
産卵できる砂浜が減るってことは、単純にアカウミガメも減るってことです。
人の手で美しさと生命を維持することができるなら、
やるしかありません!ということで、
宮本さん、細~い鉄棒を地面に向けてゆっくり刺し始めました。
福:それ、何やってるんですか??
宮:これで、どこに産卵してるのかがわかるんだよ。
産み落とした場所は空洞になっているため、そーっと鉄棒を差し込むと判断できるんだそうです。
宮:だいたいこの辺りかな?
(・・・・・・・本当に卵あるの????)
今日は高鍋町からお越しのサーファーさん親子と一緒に卵を保護します。
宮本さんがめっちゃ掘りまして、、、、
卵が割れちゃうといけないので、ここから先は手で掘ります。
ん?!?!?!白いのが見えたぞ!!!!!
出てきたやん?!
ほんまに出てきたやん!!
ヤバい!!
まぢか!!
待って待って
どんだけ出てくんの?!?!
基本80前後~120前後が通常だそうです。今日は計128個の卵が見つかりました。
人生初のアカウミガメの卵、触って見ました(汗! ほんまに卵産みにくるんや!!
砂を被っていたせいか暖かい!そして、結構やわらかくて、この妙なやわらかさは手で触るのに緊張しますね!!ピン球サイズです。
さて、この卵を大事に取り上げ・・・・・
産卵場所はそのままにせず、みんなでならします。またアカウミガメが上陸しても産卵できる環境に戻してあげるんだって。
で、卵は・・・・・・
↑ちゃんと孵化するまで保護できる場所があります。保護場内がどうなっているかと言いますと・・・・
砂浜と同じ様な環境が整っていて・・・・・・
砂浜に産み落とされた時と同じ状態で保護します。
そっと砂を戻してあげて・・・・・
保護完了!産卵から孵化するまで約70日間。なんか、、、ちゃんと生まれてくるのか、、、、そわそわするなぁ。
ちなみに、5月14日が今年初産卵で、今回を含めて6回の産卵があり計757個の卵が保護されています。(←6回産卵が確認できたってことは、その都度アカウミガメが恋ヶ浦に上陸してるってことだよ!)でも今年は少ない方なんだって。大雨や天候が安定しなかったからかも。
孵化も気になるので、
生まれたら即ご連絡を頂くことにしました。
後編に続く!!
※孵化するのがいつなのか、アカウミガメのベビーたちにしかわからないので、後編がいつ掲載できるかわかりません。あらかじめご了承ください。
[SpecialThanks!!]宮本智和さんとサーファーさん親子
総合政策課