お茶の産地くしまで
「和紅茶」の世界を体験

世界に1つだけのオリジナルティー

くしまエコツーリズムの新しいプログロム「和紅茶手もみ体験」が7月に開催されました。このプログラムは、茶葉が和紅茶として湯呑に淹れるまでの必要な工程を、昔ならではの手作業で和紅茶作りが体験できます。
「和紅茶手もみ体験」をガイドしていただいたのは、宮崎県串間市大束で内田製茶を営んでいる内田宗宏さんご夫婦。内田製茶の農園で栽培された、くしま産生茶葉100%使用の和紅茶作りを体験してきました。

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「和紅茶って何?」と思われる方も多いかもしれません。紅茶といえば、インド産やスリランカ産など輸入紅茶のイメージですが、日本で育った茶樹で作られた紅茶は「和紅茶」と呼ばれ、注目を集めています。紅茶も緑茶も烏龍茶も、原料となる茶葉は同じ茶樹の葉を原料としています。酸化発酵しないように蒸したのが緑茶に、発酵を途中で止めて半発酵させたのが烏龍茶に、そして、揉み込んで酸化発酵を促進させたのが紅茶になります。

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プログラムは、手もみ→発酵→ランチ→乾燥、全行程約3.5時間。茶もみや発酵について説明を受けてから、和紅茶作りをスタート。最初は青々しい茶葉だったのが、最後には褐色の紅茶に。茶葉の色や香りの変化を感じながらの、和紅茶手もみ体験でした。最後は、自分で作った「世界に1つだけの和紅茶」と、内田さんが作られた「美味しい和紅茶」と飲み比べし、そしてお茶の粉末を練りこまれた葉香園オリジナルのクッキーと一緒に、参加された方とティータイムを堪能しました。

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内田さんが作られた和紅茶には敵いませんが、初めて自分で作っただけあって、とても美味しく感動の味でした。職人技が光る内田さんの和紅茶は、輸入紅茶とは異なり、まろやかで飲みやすく、香り豊かで優しい味。クッキーのような洋菓子にはもちろん、和洋問わずお食事中もストレートで美味しくいただける和紅茶です。
串間の魅力が詰まった美味しい内田さんの「和紅茶」は、ご実家が営む「お食事処 葉香園」で購入できますので、是非ご賞味ください。