串間市

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【特集:マンゴーが出荷されるまで】〜3月下旬版完結編〜

H31年3月29日(金)鬼塚さんのビニールハウス

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キターーーーーーーー!!!!!!!!

マンゴーなってる!!!!!!!

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↑こちらは前回1月24日にお邪魔したときときの様子。たった2ヶ月で急成長するんですね。

 

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もう少し近くで見てみましょう。ほらっ!重たそう!

今年は2月・3月の気候が安定しなかったため、早い段階でネットをかけ反射板を装着。実の全体に日光が当たるよう工夫されていました。この太陽に光をいかに取り込むかが今年の勝負所。とはいえ、当たりすぎると実が焼けてしまうため天候を見つつ調整するんだって。

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この後の成長過程でどんどん赤くなるのですが、紫の実は今の所、お尻のところが緑色です。このグラデーション具合は赤い実になると赤と黄色のグラデーションとほぼ同じだそうです。紫のところが赤に変わり、緑のところが黄色に変化します。だから出荷前の実が大きくなり始める頃に、できるだけ全体を紫の実に成長させたいところ。だから反射板を実の下に装着するんですね!真っ赤なマンゴーって見るからにおいしそう♪ってことは、マンゴーのブランド「太陽のタマゴ」って真っ赤な玉だけど、途中めっちゃ紫の実になってるってこと。

 

何にしても、マンゴーは太陽の光が大事なのです!ちなみに、このビニールハウスで「太陽のタマゴ」になれるのはほんのわずか。鬼塚さんのこのハウスでは全体の20パーセントを目標にされています。えー?!そんだけなの?!って思うぐらい厳しい世界。

 

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鬼:やっぱり1つずつの質には十分にこだわっています。最高のクオリティーで出したいんです。そう思いながら育てたマンゴーが出荷できるまで後わずかですから、今が一番楽しい時期ですよ!

・・・・・マンゴー農家さんの情熱はスゴい!今年も自信がありますとのことです。

 

そんなお話を伺っていると、ビニールハウス内で「プチン!」と言う音がしたのです。

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鬼:あ!落ちましたね♪

 

なんと偶然マンゴーが枝から離れてネットの中に♪

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そもそもなぜネットを被せて育てるのかと言いますと、完熟した実を落下などで傷つけずに出荷できるからなのです。自然に枝から離れたものを出荷し、完熟したおいしいマンゴーを味わってもらうための定番の作業。もうすでに甘~い香りがします♪が、こんな立派な実でも太陽のタマゴには遠いようです。

 

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目標は20パーセントとは聞いたけど鬼塚さんのハンパない熱意を感じると、このビニールハウス全部が太陽のタマゴなんじゃないのかと錯覚すらしてしまいますw

 

昨年冬から度々お邪魔していますが、その間ほぼお休みはないようです。それぐらいセンシティブな果物。単なる高級品ではなく、一粒ひとつぶ丁寧に、そして並々ならぬ努力とこだわりがぎゅっと凝縮されています。そんな作り手さん達のすばらしい結晶は・・・・・

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4月に入ると宮崎県を代表するマンゴーとして出荷されます!ブランド品である「太陽のタマゴ」は4月8日に解禁され、続々と全国各地へ発送されていきます。南国特有の鮮やかな色と濃厚でコクのある甘さに感動すること間違いなしです!この贅沢なうまみをみなさんにもご堪能いただきたいですね♪私もなんとかして食べたい!!

 

 

 

 

*前回の様子はこちらからご覧頂けます*

【特集:マンゴーが出荷されるまで】~12月下旬版~

【特集:マンゴーが出荷されるまで】~1月下旬版~

 

 

 

 

[Special Thanks!!]鬼塚 誠さん

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商工観光スポーツランド推進課